12月のブレンド「聖なる樹」
Holywood


「聖なる樹」
Holywood
パロサントとはスペイン語で神聖な木という意味で原産国は南米です。
パロサントとはスペイン語で神聖な木という意味で原産国は南米です。
ネイティブアメリカンが祈りの場を清めるために焚いていたそうです。
オイルは心材から精製され、その蒸留プロセスは森林再生促進とパロサントツリーのサステナビリティや農家のフェアトレードを尊重しながら行われています。
爽快感のある香りによりストレスの緩和や気分を安定させてくれます。
温めることで甘いココナツのような香りに変化する魅惑的なオイルです。
バルサムモミはカナダの重要な針葉樹の一つで、クリスマスツリーとして最も人気のある木です。その樹脂はカメラのレンズの接合剤などに使われます。
バルサムモミのオイルの豊かな森の香りは、周りの空気を活気づけスッキリさせてくれます。集中力を高めたいとき、長時間の勉強などには役に立ちます。
サンダルウッドはインドのマイソール地方のものが最高級とされていますが、現在、インド産は乱獲され絶滅危惧種に指定され、オーストラリアで大規模に植林されています。
サンダルウッドは半寄生植物で、他の木の根にタコの吸盤のような根を伸ばし、そこから養分を吸収して成長します。そのため植物の有効成分に富み、その上品な香りとともに香料としてだけではなく、近年、化粧品や医薬品の原料としても注目を浴びています。香りはうつ状態の改善や精神の統一、瞑想に効果的とされています。
これらの樹木から採取されるオイルは、香りを嗅ぐことで呼吸器を清浄にしてくれるとともに、呼吸を穏やかに保ちます。
パロサント、バルサムモミ、サンダルウッド
これらの香りを合わせることにより、一つ一つのオイルの効果よりもはるかに優れた効果、相乗効果があらわれます。アロマセラピーの基本はブレンドです。
1+1=2(イコール)2ではなく、1+1=(イコール)3
これがアロマセラピーの法則です。
「聖なる樹」は心と身体を優しく護り癒してくれるブレンドです。
アロマセラピーに使用する精油は、植物から抽出された自然のエッセンスです。
これは植物の成長を環境に応じて早めたり遅くしたりするホルモンのような働きをするもの、また害虫などから身を守る抵抗力のような働きをするものなど様々で、これらの有機化合物が集まってできたものです。何百種類もの化学成分が存在し、それが私たちを楽しませてくれる芳香成分となるのです。
鼻から吸い込まれた香りの分子は、鼻の奥にある嗅細胞と言われるところに届きます。この情報が電気信号に変えられて、本能の脳と呼ばれる大脳辺縁系に刺激を与え、ここで感情や記憶に働きかけます。そして次に、視床や視床下部に刺激を与え私たちの生理機能や自律神経、内分泌系に働きかけるのです。また、吸い込むことにより芳香物質は肺の中に入り、殺菌・消毒などを行い肺胞からほんのわずかが血液中に入り込み、その成分が身体の中で色々な働きをして最後に尿は汗となって体外に排出されるのです。
これはどの香りでも同じことが起こります。
忙しい毎日のほんの一瞬、あなたの好きな香りを嗅ぐことにより今までと違う自分を発見したり、世の中が少し違って見えるかもしれません。
今夜の香りはいかがでしょうか?
ゆっくり・・・深く・・・呼吸してみてください。
きっと素敵な明日を迎えることができるでしょう。

西山万里
進栄化学株式会社 代表
英国IFA認定アロマセラピスト
(社)アロマ環境協会アロマセラピスト、アロマセラピーインストラクター
日本フレグランス協会認定 フレグランスセールススペシャリスト
日本化粧品検定協会認定 コスメコンシェルジュ
鍼灸師